うさこのゆるーくホームスクーリング

自宅でゆるーくホームスクール始めました

新学期、新しい先生に会ってきた

こんにちは('ω')ノ

 

不登校の娘は小学3年生になりました。

 

そして新学期が始まり、新しい先生にも会ってきました。

 

すごく優しそうな先生で安心しました(*'ω'*)

 

ただ若い新任の先生なので、

おそらくもう学校には戻れなさそうだなと・・・

 

というのも学校においで!って感じではなかったので。

 

まぁ私的にはそれでいいし、

学校に戻さねばってプレッシャーかけられるよりは楽。

 

学校からしつこく連絡が来たりするよりはいいんだけど。

 

 

でも先生によっては学校に戻れたりするという話を聞くと・・・

 

うーん(._.)

 

ただ私はもう学校に行ってほしいとそこまで思っていない。

 

もちろん娘が学校に楽しく通えるならぜひ行ってほしいんだけど、

まわりについていけない娘にとって学校は苦痛なので。

 

 

多分わが家は学校に特に要望もないし、

なんなら放置しておいてくださいみたいなスタンスなので(;^ω^)

だから新任の先生になったのかなと思っている。

(なんとなく不登校児ってベテランが担任になりそうじゃない?)

 

でも若い女性の先生の方が娘も安心できると思う。

好きな漫画やキャラクターの話ができる方が楽しいからね^^

 

 

さーて・・・

 

これからどうしようかな。

外出は去年よりはしたいし勉強も少しずつしなきゃだな。

新学期始まりました

こんにちは('ω')ノ

 

小学生の娘が不登校になりました。

 

今日から新学期、3年生です。

 

でもわが家は学校のことなんて忘れているので(;^ω^)

 

特に悩むこともなくいつもと同じです。

 

新学期ってみんなそわそわしているみたいだけど

学校から離れているとそんなこともなく落ち着いている。

 

 

ただ新しい担任の先生は誰なのか、

クラスはどこなのかを知らないとプリント取りにいけない・・・

今日中に電話します。

 

 

去年の始業式は娘の苦手な男子と同じクラスになり、

「もしかしたら不登校になるかも」って思ったらその通りになった。

 

もうすぐ不登校になってから1年が経つ。

 

娘が毎日家にいることが当たり前になってしまった。

 

夫も特になにも言わなくなった。

 

1年前なら考えられない。

 

 

さーて3年生の今年はどうしようかな。

完全不登校で学校に行く感じはない。

私もなんとか戻そうとは思っていない。

 

勉強もまったくしていない。

少しずつどうするか考えよう。

 

とりあえず冬も終わり暖かくなってきたので外出しようと思う。

不登校の子どもの居場所が見つからない件について

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こんにちは('ω')ノ

 

小学生の娘が不登校になったうさこです。

 

子どもが不登校になってからずっと探しているのが居場所。

 

ネットで

「札幌 不登校 居場所」って検索すると

だいたいフリースクールのHPが出てくる。

 

でもフリースクールって小4から入れるところばかり。

(うちの娘は低学年)

 

フリースクールは基本的に自主勉強をするところなので、

低学年は無理らしい。

 

あとフリースクールじゃなくて市がやっている「教育支援センター」も同じ。

一応小学生でも入れるみたいだけど中学生が多いみたい。

 

 

行き場所ないなぁって悩んでいたら、

SNSで繋がれた不登校仲間から学年関係なく通える不登校の親子のためのコミュニティを教えてもらえた。

 

なんと、小規模なコミュニティは意外とたくさんあるらしい。

 

でもそういうものはネットで調べても出てこない。

 

だから人づてに知るしかない。

 

いつも「なんでもっと宣伝しないんだろう」って思っていた。

 

もっとSNSで宣伝すれば同じような不登校親子が集まれるのにって。

 

 

しかし以前フリースクールを運営している方から聞いた話。

 

ご近所の方から苦情が来たらしい。

 

「子どもの声がうるさい」

「子どもの姿を見たくない」

 

フリースクールを始める前にあいさつもしているのに、

いざ運営しだすとこんなクレームが来てしまったと。

 

そしてその場所では運営できなくなってしまったらしい。

 

たしかに子どもが複数人集まるとうるさいと思う。

 

もしかしたら近所の人はフリースクールと聞いて、

静かな子どもばかりだと思ったのかもしれない。

 

それが元気な子どもばかりで驚いたのでは。

「そんなに元気なら学校に行けばいいのに」って。

 

 

そんな話を聞くと、

  • 小3以下からでも入れるフリースクールが少ないこと
  • あったとしてもなぜか山奥にあること
  • 街中にあるのは小4以上や中学生だけのところばかりなこと

 

など納得がいく。

 

子どもが集まるとうるさくなってしまうのは仕方ない。

 

しかし一般の人は平日の昼間に学校に行かない子どもたちが集まり、

遊んでいる姿を見るのは理解できないだろう。

 

多分私も不登校の親にならなければそう思っていたかも・・・。

 

 

不登校の子どもはまだまだ少数派。

 

わが家も隠れて生きている。

 

SNS不登校について投稿すると批判されることもよくある。

 

だからこそ不登校の親子のための居場所をSNSで宣伝するのはためらうのかもしれない。

 

不登校の親子のための居場所を探すには、

同じ街に住む仲間と繋がり教えてもらうのが一番だと思う。

 

 

小2の不登校娘の1年が終わった

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こんにちは('ω')ノ

 

今日は娘の小学校の修了式でした。

 

今日で2年生も終わり。

 

娘は小2の6月から不登校で、1回も学校に行けていません。

 

放課後にプリントをもらうため数回だけ行きましたが、

だんだんそれも行きたがらなくなりました。

 

そんな娘が学校に行くのは12月の放課後ぶり。

 

自分から「行く!」って言って、

担任の先生宛にお手紙を書きました(*^-^*)

 

学校に行ったら先生が娘の荷物やプリント類、通知表を渡してくれました。

 

そして校長先生にも会えて娘とお話してくれました。

 

全然話したことなかったけど、

娘を励ましてくれてすごい良い校長先生だったんだなぁと初めて知りました。

 

学校に行く前はいつも緊張するけど、今日は気持ちがすっごく楽になった( ;∀;)

担任の先生もいつも気遣ってくれて、登校刺激をされることもなく助かった。

 

 

とりあえず2年生終わってホッとしたー(/_;)

 

通知表は斜線だらけだけど仕方ない。

何もしてないんだから。

でもあんまり落ち込んでない。

 

校長先生が娘に

「自分らしくね」って言ってくれたのが本当に嬉しかった。

 

私はもう学校とは関われないかも、って思ってたけど

もう少し頼っても良いのかなと思えた。

 

3年生はどうなるかはわからない。

多分行けないと思う。

 

でもどうするのか考えていきたい。

 

とりあえず娘は元気だし、外出もできる!

自信を無くさせないよう接していきたい('ω')ノ

 

 

不登校半年でやっと給食費の支払い止めました!~札幌市の場合~

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こんにちは('ω')ノ

小学生の子どもが不登校になったうさこです。

 

子どもが不登校になるといろんな問題が出てきます。

 

その中でとにかくお金が減っていく!問題(T_T)

これは子どもが日中家にいるので光熱費がかかる、食費がかかる、教材費がかかる、働けないので収入が減るなど。

 

なのに給食費

不登校になってから1度も食べていないのに毎月引かれているっていう(-_-)

 

学校からは教えてくれませんが給食費の支払いを止めることができます。

 

この記事では札幌市の給食の止め方をお伝えします。

(各地域によって違うので札幌以外の方には参考にならないかも)

 

 

札幌市の給食の止め方

給食を止めたかったら・・・

担任の先生に止めたいと伝えてください^^

 

たったそれだけ!

 

伝えると先生から「給食提供停止」の申し込み書をもらいます。

あとはそちらを記入して先生に渡すだけです。

 

停止理由を書く欄には

「登校していないため」と書けばOKです(^O^)

 

 

ちなみに・・・

札幌市は2023年以降、

これまで各学校で行っていた給食費の徴収、管理を市が請け負うことになりました。

 

なので給食提供停止の申込書も札幌市長宛になっています。

 

給食食べていない分の返金はあるの?

私は子どもが不登校になり半年ほど経ってから「給食費の停止」を申し込みました。

 

それまで半年間食べていない分の返金はありません。

 

支払いは毎月口座引き落としなので、仕方ないのかなと思っています(;^ω^)

 

ただ学校?地域によっては、休んだ日数分分割されて返金されていたという話も聞きます。

 

給食を止めるのか迷う理由

給食を止めるのって結構迷いますよね?

 

私は子どもが不登校になり、

給食を止めることができるということをSNSで知りました。

 

しかしこれ、なかなか決断できません(;^ω^)

 

だっていつまた学校に通えるかわからないから!

 

給食を止めるということは、もう子どもはしばらく学校に行けないということ。

 

もちろん給食の再開はできます。

 

でも迷います。

結果、うちは半年以上も無駄に支払ってしまいました。

 

不登校半年経ってからついに決断!

 

子どもの不登校が半年ほど経ったころ、

ついに給食を止めよう!と決断します。

 

決断したきっかけは

  • SNSや親の会の人は給食を止めている人が多かった
  • 実母から「え、払ってるの?」って驚かれた
  • うちの子が食べるはずの給食のデザートを誰かが食べていると思うとモヤモヤした

 

こんな感じです。

あとお金がどんどん減っていく中で、毎月結構な金額が引き落とされているので(T_T)

 

 

世の中には給食費を払わない家庭もあると聞きます。

(お金あるのに)

うちは食べていないのに払い続けている、

なんか急にバカらしくなったんです(;^ω^)

 

あと娘が食べるはずだった給食のデザートを誰かが食べてるのでは?って思うとモヤモヤしてきて・・・

 

SNS見てると結構みんな止めてて、中には不登校になってすぐ止める人も。

 

今思えばもっと早く止めれば良かったーと思っています。

 

給食費4万円くらい無駄にしました・・・

 

 

給食を止めるのはかんたん、しかも意外とみんな止めてる

以上、学校の給食を止めた話でした('ω')ノ

 

まだ行き渋りをしている期間や、不登校の初期は止める決断できませんよね。

 

でも「しばらく行けなさそうだな」と思ったら、こちらから学校に相談してみてもいいかもしれません。

 

学校から「お子さんの給食止めますか?」と聞くことはあまりありません。

 

給食を止めるということはもう学校にしばらく来ないということ、

なので学校からは言いづらいと思います。

 

親も決断しづらいですが、

「学校に行きたくなったらまた給食は再開できる」くらいの気持ちで良いのかもしれません^^

 

 

子どもが不登校になったら教育相談に行くべきか

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こんにちは('ω')ノ

札幌市に住む小学生の母のうさこです。

 

実は小学生の娘が不登校になりました。

 

不登校になるとよく聞くのが「教育相談」という機関。

私の住む札幌市はこんな感じ↓

www.city.sapporo.jp

 

子どもが不登校になったらこの教育相談に行くべきなのか、

実際に定期的に相談している私が思うメリット、デメリットをお伝えします。

 

教育相談とは

↓教育相談についてはこちらがわかりやすいです。

h-navi.jp

 

相談内容は子どもの発達相談、いじめ、不登校、勉強不振など。

 

子どもが小学校に上がる前に発達について相談する家庭が多いようで、予約がなかなか取れないこともあります。

(夏以降はなかなか予約が取れにくいみたい)

 

また相談内容とは別のことを指摘されることも!

(うちの場合は娘の言葉について指摘され、その後ことばの教室に通うことになりました)

 

また相談場所は各自治体によって違うので調べてみてください^^

 

教育相談に行くメリット

教育相談に行くメリット、私が思うに

 

  • 不登校だけどきちんと教育相談に行っている家庭というふうに見られる
  • 学校に報告してもらえる
  • 親子で外出するきっかけになる
  • その地域の確かな情報を持っている
  • 子どもと遊んでくれる

こんな感じかなーと(._.)

 

不登校だけどきちんと教育相談に行っている家庭というふうに見られる

まず一番はこれな気がします!

結局世間体かもしれませんが・・・

 

子どもが不登校の家庭で、親が子どもを虐待している場合があります。

たまにニュースで出てきますよね?

だからこそ学校は定期的に子どもに会いたがるんです。

 

虐待を疑われたくない、

きちんとした家庭というふうに見られたい、

なんか不純な動機な気もしますが(;^ω^)

 

教育相談に行くとその情報が市の方に残るので、今後何かあったときも便利なのかなーとも思っています。

 

学校に報告してもらえる

教育相談に行くと、その後学校の方にも連絡を入れてくれます。

 

私が学校に直接言いにくいことや、

私と娘の様子などを伝えてくれているようです。

 

以前教育相談に行った日、その日のうちに教頭先生から電話をいただいたことがありました。

 

何を言われたのか知りませんが、結構焦った様子で

「何かあったらなんでも言ってくださいね!」みたいな感じでした。

 

親子で外出するきっかけになる

3つ目は親子で外出するきっかけになることです。

 

普段はほとんど家にいる娘、

外出したがらないわけではないですがなかなか用事がないと出ません。

 

娘は教育相談に行くのは今のところ嫌じゃないので、

親子で外出する良いきっかけになっていると思います。

 

その地域の確かな情報を持っている

4つ目はその地域の確かな情報を教えてくれるということです。

 

私はネットで不登校に関する情報をいろいろ見ていますが、

たまに間違った情報や地域によって違う場合があったりします。

 

もちろん教育相談の人がなんでも知っているわけではないですが、

その地域の情報を教えてくれたので助かったことがあります。

 

子どもと遊んでくれる

最後に教育相談では担当の人が子どもと遊んでくれます。

 

教育相談では2人の方が対応してくれます。

1人は娘に、もう1人は私の話を聞いてくれます。

 

いつも同じ方が担当してくれるので(そうお願いしている)

娘も毎回安心して通うことができています。

 

そして娘とお絵かきしたり一緒に遊んでくれています。

 

普段私とずっと一緒にいるので、親以外の人と娘が関わることはとても大切な時間だと思います。

 

 

教育相談のデメリット

教育相談に行くメリットをお伝えしましたが、デメリットもあると思います。

 

  • せっかく相談しても何も解決しない
  • 逆に不安になって焦ってしまう
  • フリースクールのことなど何も知らない

 

せっかく相談しても何も解決しない

せっかく相談したのに解決しない、

っていうのはよく聞きますよね(;^ω^)

これはスクールカウンセラーもそうですね。

 

話は聞いてくれる、相槌は打ってくれる、でも特に解決策はないっていう。

なんで相談に来たんだろう、って悲しくなります。

 

メンタルもボロボロの状態で意を決して予約をして来ているのに、

「うんうん^^」

「そうなんだ~^^」

ばかり言われると意味もなく涙が出てきます・・・(病んでる)

 

難しいですよね。

落ち込み悩んでいる保護者を傷つけないように、

とにかく共感する!がお仕事なのかもしれませんが(._.)

 

私はもう仕方ないのかなーと思って、

来ることに意味がある!話を聞いてもらおう!共感してくれる人!

って割り切って行こうと思います。

(期待するとへこむので・・・)

 

逆に不安になって焦ってしまう

教育相談から帰ると、なんでか不安になるんですよね。

 

学校もそうで、たまに放課後に行くとすごく不安になってその日は寝込んでしまいます。

 

多分いつもは家で子どもと過ごしているのに、

急に外の世界に飛び込むからなのか、

しかもそれが学校に関係するところなので現実を突きつけられてるって感じ、不安になるのかもしれません。

 

「このままじゃ良くない」

「次に進まないと」

「どこか行き場所を探さないと」

って焦らされる気がします。

 

できれば心が安定しているときに行きたいものです。

(それじゃ行く意味ない?)

 

フリースクールのことなど何も知らない

最後にフリースクールなどの情報を持っていないということです。

 

これはフリースクールに限った話ではないですが、

相談員の方は不登校の情報をあまり持っていないのかなと思います(T_T)

 

たとえば

など、仕方ないのかもしれませんがあまり知らないようでした。

 

多分スクールカウンセラーも同じで、逆に私の方が情報を持っているなと思います。

 

子どもが不登校になったら教育相談には行くべき?

子どもが不登校になったら、教育相談に行くべきか考えてみました。

 

正直、相談したからといって不登校は解決しません。

不登校に関する情報もあまり持っていないかもしれません。

 

ただ話は聞いてくれますし、学校に話にくいことも伝えてくれます。

 

不登校の家庭の中には虐待家庭や、ネグレクト家庭もあると聞きます。

そういう疑いをかけられないためにも、市と繋がるのは良いことかなと考えて定期的に通うつもりです。

(すごい打算的かもしれませんが)

 

映画「夢みる小学校」を見てからモヤモヤしていた原因がわかった

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和歌山県にある「きのくに子どもの村学園」が舞台の映画「夢みる小学校」を先日見てきた。

 

見終わってからずーっとモヤモヤしていた。

 


www.youtube.com

 

「夢みる小学校」、

タイトル通り子どもにとってまさに夢のような場所。

 

勉強しない、

テストもない、

成績もつかない、

先生もいない(大人はいる)、

やりたいことができる、

 

そんな学校。

www.dreaming-school.com

 

子どもにとって理想の学校のような場所、

なのに映画を見終わってからずっとモヤモヤしていた。

そしてその原因がわかったような気がする。

 

子どもにとって夢の学校が自分の娘には合わないだろうと落胆した

まずこの映画に出てくる「きのくに子どもの村学園」は素晴らしい学校で、

すべての子どもにとっての楽園、理想の学校という前提で見てしまったこと。

 

これが間違いだった。

 

うちの娘は小学2年生で不登校になった。

普通の学校は合わないのかも、

そう思ってこの映画を見ることにした。

 

その結果

「この学校でもうちの子には合わなさそうだな」と落ち込んでしまった。

 

この学校に通う子どもの印象として

  • 元気・明るい
  • 自己主張ができる
  • やりたいことがある
  • 野性的
  • 活発

こんな感じ。

 

 

うちの娘は学校では他の子より大人しく、あまり自分の気持ちを言えないように感じていた。

 

あと虫を異様に嫌い自然の中で遊んだりすることを怖がった。

 

そんな娘にはこういう自然の中で自由に遊びましょう、

みたいな場所は合わないような気がする。

(そしてフリースクールもこういう場所が多い)

 

映画に出てくる学校はすべての子どもにとって理想の学校、

そう思って見たので、

ここが合わないうちの娘には行き場所がないのか・・・と落ち込んでしまった。

 

 

学校が入学する子どもと親を選んでいる

「うちの子には合わない学校だな」と落ち込みながら映画を見ていた。

 

映画の中で小学生男子二人が、ノコギリや電動ドリルを使って何かを作っているシーンが出てきた。

 

近くに大人はいない。

 

正直私は「危ない!!ケガするよ!」ってひやひやしながら見ていた。

 

すると映画の中でその学校で働く大人が

「なんでも危ないと言ってやらせないのはだめ、子どもは意外と鈍臭くない」

と言った。

 

これを見たときに

  • もし娘の小学校のクラスで同じことをやらせたらどうなるか
  • クラスの暴れん坊男子がノコギリを振り回すのでは
  • 危ないことをしてケガする子が出るのでは
  • 保護者からクレームがくるのでは

 

そう思った。

 

映画の学校ではノコギリなどを使わせる前に使い方の説明はしている。

 

しかしそれでも「なにかあったら誰が責任をとるのか」と考えてしまい、

子どもだけでやらせるのは躊躇すると思う。

 

そこでこの学校は

  • 子どもだけでノコギリを使っても大丈夫なポテンシャルがある子どもがいる
  • 子どもが少しくらいケガしてもクレームを言わない親がいる
  • 親と学校の大人(先生)がきちんと話し合いができる

 

上記の3点から、子どもを信じて子どもだけで危ないことをさせられるのだと思った。

 

 

またきのくに子どもの村学園は私立の学校である。

 

入学金も月謝もかかり、

しかも山奥にあるのでわざわざ遠くから移住してくる家族もいる。

(自宅から通うなら高い交通費がかかってしまう)

 

このことから

  • 比較的裕福な家庭
  • 子どもの教育に熱心な家庭
  • 移住までしてくるので学校と上手くやろうとする家庭
  • 他の保護者と上手く付き合おうとする家庭

 

このような家庭が集まる学校なので、

ある程度子どもを縛らず自由にさせても公立の学校に比べるとトラブルは起きにくいのかと思った。

 

公立の学校の方がいろんな親子がいるから大変

きのくに子どもの村学園は自由な学校、

だけど子どもを自由にさせるためにはある程度ポテンシャルの高い子どもじゃないと入れないだろうなと感じた。

 

 

ちなみにこの学校をモデルにした小学校が2023年に北海道に開校したばかり。

↓まおい学びのさと小学校(北海道長沼町)

manabinosato.ed.jp

 

私は北海道に住んでいるので興味があってHPを見たことがある。

 

そこには↓こんなことが書かれていた。

Q.不登校の子が通う学校なのですか。

A.「体験学習」を基本とし「自己決定」や「身体的な学び」を重視する独自の教育理念や方法に共鳴する子どもと保護者によって選ばれる学校です。したがって不登校や問題のある子どものための学校ではありません。

 

これを見て少しモヤっとしてしまった(;^ω^)

不登校の子が通うところではないのはわかる、でも問題のある子ってなんだろう。

 

結局学校が入学してくる子どもと親を見て選ぶ。

 

まぁ私立だから当たり前なんだけど、誰でも入りたくて入れる学校ではない。

 

そう考えると公立の学校の方がいろんな子どもを当然受け入れている。

お金がなくても勉強ができなくても周りに合わせられなくても、

すべての子どもが平等に学ぶことができる。

(まぁ公立だから当たり前なんだけどさ)

 

  • 手のかかる子ども
  • 言うことを聞かない子ども
  • 勉強についていけない子ども
  • すぐ文句を言ってくる親
  • 話し合いのできない親

いろんな親子がいる。

だからこそ学校はトラブルが起きないように細かいルールを作り、子どもを縛らなければならなくなる。

 

すべての子どもにとって理想の学校ではない

映画「夢みる小学校」についての感想、私がモヤモヤしたことを書いてみた。

 

私はこの学校が嫌いなわけではないし、むしろ楽しそうだなと憧れている。

不登校の娘がこの学校に通いたいと言ったら、移住するのもありなのかもと思ったりする。

 

しかし今の娘にとってこの学校は理想の学校ではないような気がする。

そしてこの学校がすべての子ども、親にとって理想の学校でもないと思う。

 

もしこの映画を見て

「公立の学校はダメ、きのくに子どもの村学園を真似しよう」と憧れ、安易に真似する人がいたら考えものだと思う。